校訓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「豊かな心を耕し、互いに磨き合い、鍛えあって地域の未来を創造する活力ある人材となろう」という決意が込められています。 

学校沿革

Ⅰ 沿革

 本校は、昭和23年12月24日、「村づくりは人づくりから、人づくりは教育から」の信条に基づき、地域の勤労青年のための教育の場を開こうという真狩村民の熱意と努力によって、倶知安農業高等学校真狩分校(五ヶ年制昼間季節制)として開校しました。当時は、戦後の混乱期の中で、昭和23年に改正された教育基本法の発足と制度改正を受け、倶知安本校、狩太分校、喜茂別分校、南尻別分校とともに設置認可されたものです。その後、昭和27年11月分離独立し、北海道真狩高等学校と改称いたしました。

 開校以来「わが村の高校」として、真狩村並びに地域住民の支援を受け、「農業の担い手養成、農業を中核とした産業人を育てる」ことを基本に据えた教育活動を展開してきました。卒業生総数も1,650名を超え、地元真狩村はもとより各地、各界において活躍しています。

 昭和56年9月、真狩村が「生涯学習の村」を宣言するとともに、高等学校校舎を公民館と隣接した現在地に建設しました。これ以降は、公民館と高等学校が一体となり、村の「生涯学習センター」としての機能を果たしております。

 本校は、歴代校長の指導力と真狩村の強力な支援を受け、情報化教育を先取りした昭和59年のパソコン導入、昭和63年(創立40周年)には校訓「耕心錬磨」制定、平成元年の学校教育法改正と同時に3修制の導入、平成2年のコース制導入(バイオ園芸、生活情報)、そして、平成4年には農芸科学科への学科転換など、全道の農業高校の先駆的な教育内容の改革と充実を図ってきています。この間、全道教育実践表彰(1回)、後志教育局実践表彰(3回)を受賞しています。

 平成25年度からコース制を改編し、有機農業コースと野菜製菓コースを設置して、地域との連携事業を推進するとともに、食の安心・安全から農業の六次産業化までをも視野に入れた教育活動を展開しています。これにより、本校の教育活動がメディア等にも数多く取り上げられるなど、その成果が内外からも注目され、高い評価をいただいております。平成29年度には、野菜製菓コースの取組を農業クラブの意見発表にまとめて発表した生徒が、全国大会で最優秀賞、農林水産大臣賞を受賞するなど、教育の成果にも着実に繋がっております。コース制改編以来、将来の職業や資格取得などの具体的な目標を持って入学してくる生徒が多くなり、羊蹄山麓はもとより、広く札幌・石狩圏などからも多くの志願者を得るに至っています。

 平成30年で、本校は創立70年の節目の年を迎えました。「わが村の高校」と呼ばれ、村とともに歩んできた本校の歴史・伝統と地域の期待をあらためて自覚するとともに、これからも、地域と密接に連携した特色ある教育を展開することで、「農業」および「食」を中核とした産業人を育成する教育の充実を図って参ります。

新コース制の導入

Ⅱ 平成25年度より新コース制(有機農業コース、野菜製菓コース)への移行

 

(1) 新コース制への移行の理由

 バイオテクノロジーおよびコンピュータを軸としたコース設定が、生徒、保護者および時代のニーズに合わなくなり、出願生徒数の減少にもつながっていたことから、現在の時代のニーズともいえる、食の安心・安全と環境保全、そして、生産物の栽培、加工から販売までを行う農業の六次産業化を見据えたコース設定への転換を図ることとした。

 

 (2) 現在の本校農芸科学科における学習内容

ア 食品加工(製菓衛生師の養成)・食品管理の教育

イ 慣行栽培および有機農業に関する知識と技術の習得

ウ バイオテクノロジーの教育

エ 生産から経営管理に関する教育

オ 農業情報処理、簿記、生活改善に関する教育

 

(3) 新コースの内容

ア 有機農業コース

 慣行栽培の基礎の上に、さらに有機農業に必要な土作りから収穫までの栽培管理、化学肥料や農薬に頼らない有機農法を習得する。

イ 野菜製菓コース

 野菜を素材とした、菓子やパンの加工・調理技術を習得する。専門学校とのダブルスクールにより、菓子製造従事者の国家資格である製菓衛生師の取得を目指す。

真狩高校年譜

校歌

 <校 歌>

作詞 新 田 茂 一   作曲 八 洲 秀 章

 

一、我が学びやに真理をもとめ 我が師と理想の世をつちかう

  のぞみ涯なし真狩の丘の から松のみどり萌ゆる思い

二、友みなこぞりてちかいゆく道 馬鈴薯の花のしろけがれなく

  文化すゝむる世代の眉字に 羊蹄のみねたかくはるけし

三、ゆたけき土に拓きし跡の 父祖のあゆみし巨いなるみち

  われら学徒はあかるく正しく 世紀はあらたな知恵をもてつがむ

     (昭和三十三年十月二十五日制定) 

 

生徒数・職員数

<令和5年度在籍生徒数>

1学年26名 2学年14名 3学年25名 4学年0名 合計65名

 

<令和5年度教職員数>

校長1名 教頭1名 教諭9名 講師2名 ALT1名 時間講師2名 保健指導員1名

事務職員1名 臨時職員2名 実習担当職員2名 公務補1名       合計23名